INTJは内向的でコミュニケーションが得意でないため、会社員に向かないといわれています。
INTJと診断された人の中には「会社員として生きづらい」「独立したい」と思っている人もいるかもしれません。
この記事では、INTJが会社員に向かないといわれる理由を解説します。
あわせて、INTJが会社で少しでも働きやすくなるためのコツや、INTJに合った職業も紹介。
キャリアに悩んでいるINTJの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
INTJは会社員に向かない5つの理由
INTJの人は、会社員として働いていると「働きづらい」「毎日しんどい」と思うことがあるかもしれません。
INTJはその性格上、実は会社員に向かない可能性があると指摘されています。
会社員は、会社に雇われ与えられた仕事をこなすのが特徴ですよね。
実は、INTJの性格特性では、そんな働き方と相性が悪いことがしばしばあります。
以下の理由により、INTJは会社員に向かないことがあるでしょう。
独立志向が強い
INTJは、自分の価値観や目標を中心に行動するタイプ。
そのため、他人からの指示や細かい管理を苦手とすることがあります。
特に、合理性のないルールや非効率的な業務にはフラストレーションを感じやすいでしょう。
多くの会社では、既存のルールやヒエラルキーを重視するため、これが摩擦を生むことがあります。
また、INTJは独立心が強く、自分の能力や判断を基に行動したいタイプです。
会社員として働く場合、多くの場面で上司や組織の指示に従わなければなりませんよね。
これが、INTJにとって窮屈に感じられることがあるのです。
与えられた仕事をこなすだけの毎日に嫌気がさすよね
INTJは創造性や戦略的思考を得意としているため、それが発揮できない環境ではモチベーションが続かないのですね。
革新性と長期的視点
INTJは細かいタスクよりも、全体像を捉えた上での長期的な成果を追求する傾向があります。
しかし、会社では短期的な成果や現状維持を優先する場面も多く、こうした文化に馴染めない場合が。
「もっと効果的な方法があるのに…」と考えることが多く、その結果、周囲との意見の衝突を招くことがあります。
INTJは効率性や合理性を重視する性格ですが、会社では必ずしもそれが最優先ではないですよね。
そのため、無駄な会議や形式的な報告作業に時間を取られることが、INTJにとってストレスになるでしょう。
自分1人でやったほうが早く終わるのにな…と思うこともあります
シーッ!
それ言っちゃいけないやつ!笑
対人関係における効率重視
INTJは、人間関係においても効率を重視します。
社交的な付き合いや雑談を重要視する職場文化に、苦手意識を持つことがあるでしょう。
職場のチームビルディング活動や飲み会のような「非効率的」と感じるイベントを避けがちなところも。
そういった一面が、周囲から「冷たい」「協調性がない」と見られることもあるかもしれませんね。
批判精神と完璧主義
INTJは問題点を見つける能力に優れているため、無意識に周囲を批判的に見てしまうことがあるでしょう。
さらに、INTJは自分にも他人にも高い基準を求めるタイプなので「厳しい人」と思われることがあります。
特に、他人のミスや不合理な行動に対して強く反応することが、職場の人間関係を難しくするかもしれませんね。
INTJでも会社員が向いているケースがある
一方で、以下のような条件が揃えば、INTJでも会社で能力を存分に発揮できるでしょう。
自主性が認められる環境
INTJは自由に戦略を立て、自分のやり方で仕事を進められる環境では大きな成果を上げることができます。
ビジョンが共有されている職場
長期的な目標や革新を重視する企業文化であれば、INTJの特性が活かされます。
専門性を活かせる役割
INTJは特定の分野で深く知識を掘り下げることを好むため、専門職や戦略的な役割で能力を発揮する傾向があります。
こんな好条件が揃った会社なかなかないから、INTJにとって働きづらいのかな?
INTJは「会社員に向かない」のではないかもしれません。
それよりも、一般的な職場文化と相性が悪いことが多いというのが正確な表現でしょう。
ただし適した環境を見つければ、どんな職場でも価値を生み出せるタイプなんです。
INTJが職を選ぶときには、得意の思考力を活かして戦略的に仕事を探しましょう。
たとえば、以下のような選び方がおすすめです。
戦略を必要とする役職:企画、マーケティング、プロジェクトマネジメント
独立性の高い仕事:研究職、専門職、コンサルタント
ビジョンを描けるポジション:経営層やリーダー職
会社員でも、INTJがのびのび働けて実力を発揮できる環境もありそうですね
INTJが会社で働きやすくなるための5つのコツ
INTJが会社で働きやすくなるためには、何ができるのでしょうか?
ここからは、INTJ本人が意識できることと、周囲の人たちがINTJのためにしてあげられることをご紹介します。
自分がINTJだという人も、職場にINTJがいるという人も、参考にしてみてね
INTJ本人が意識できること
INTJ本人が、会社で働きやすくなるために意識できることは3つ。
- 対人スキルの柔軟性を養う
- 柔軟な姿勢を持つ
- 自己管理を強化する
INTJはコミュニケーションよりも、自分自身と向き合って答えを出すのが得意なタイプです。
それはINTJの強みでもありますが、会社に所属する以上、立ち振る舞いを振り返り柔軟に対応する必要があります。
独特の視点や思考力を持つINTJなので、簡単ではないかもしれませんが、働きやすくなるために意識してみてください。
詳しく掘り下げていきましょう。
対人スキルの柔軟性を養う
INTJが会社で働きやすくなるためにできることは、対人スキルの柔軟性を養うことです。
INTJは合理的な判断を優先しがちですが、他人の感情や視点を尊重する姿勢を持つことで、職場の人間関係がスムーズになります。
相手の意見に同調したり、小さな成功を称賛するなど、積極的なコミュニケーションを心がけましょう。
また、雑談や軽い交流を練習するのも良いでしょう。
雑談は効率的ではないように感じるかもしれませんが、信頼関係を築く重要なツールです。
無理に深く関わらなくても「週末はどうでしたか?」といった軽い会話を意識するだけでも職場環境が変わってくるでしょう。
雑談なら任せて!練習台になるよ~☆
ありがとう、お願いしようかな
柔軟な姿勢を持つ
INTJは完璧主義で、他人が入り込む隙を与えない性格をしています。
思考を少し柔軟にしてみると、自分も他人も働きやすくなるでしょう。
INTJの完璧主義は、自分を働きづらくするだけでなく周囲のプレッシャーにもつながります。
「まずは70点でもいい」と思う練習をしてみましょう!
また、職場には必ずしも合理的ではないルールや文化があるでしょう。
それらをすべて改善しようとするのではなく「必要なコスト」「ルールに従うのも仕事のうち」として割り切ることも重要ですよね。
INTJは論理的思考が得意なので、このように割り切って考えることもできるでしょう。
自己管理を強化する
INTJが管理すべきなのは、適切な期待値を保つことです。
INTJは【N】理想主義を持っているため、自部が考える理想と会社で直面する現実にギャップがあることで生きづらさを感じます。
理想と現実に落としどころを見つけて、受け入れる自己管理を心がけてみてください。
それすら難しい場合には、会社員じゃない道を選ぶということもできますね
周囲が意識できること
次に、INTJが働きやすくなるために周囲ができることをご紹介します。
職場にINTJの人がいて、良好な人間関係を築きたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
INTJは人材としてとても優秀だけど、扱い方に困る…という上司の方も必見ですよ~☆
自主性を尊重する
INTJは自分のやり方を追求したいタイプ。
具体的な指示よりも、ゴールを明確に伝えるだけで十分な場合があります。
どう進めるかを本人に任せることで、モチベーションが高まるでしょう。
それだけでなく、INTJの生産性やパフォーマンス力を上げるコツでもありますよ。
論理的なコミュニケーションを心がける
INTJは、感情よりも論理やデータに基づいた議論を好みます。
説得したいときや意見を聞きたいときには、感情論ではなく事実や根拠を示すことが効果的です。
指示や期待値を具体的に伝えると、INTJは効率よく動いてくれるでしょう。
「何を求められているのか」を明確に伝えてみてください!
長期的な視点を共有する
INTJは単なるルーティン作業よりも、全体的な戦略や長期的な目標に意義を見出します。
職場の目指すビジョンを共有することで、主体性が高まるでしょう。
また、INTJは問題点を見抜く力にも長けています。
建設的な提案を評価されると、より積極的に貢献するようになるでしょう。
「それは良いアイデアだ」と認める一言がモチベーションを高めますよ。
過剰な社交を求めない
INTJは人間関係を重視しないタイプなので、無理な付き合いを強制するのはNG。
飲み会や雑談への参加を強要せず、適度な距離感を保ちましょう。
そうすることで、INTJが気持ちよく働ける環境が整います。
会社員だけじゃない!INTJの適職
INTJの人が「会社員には向かないかも」「働きづらい」と感じた場合、思い切って会社員以外の道を選んでみるのも手です。
INTJは独立性が高く、論理的思考力にも長けていることから、会社員以外の職業に向いている場合があります。
たとえば、以下の職業はいかがでしょうか。
職業 | INTJに向いている理由 | INTJが活かせる能力 |
---|---|---|
起業家 | 自分のビジョンを形にし、戦略を自由に実行できる。 | 問題解決能力、長期的視点、革新性 |
コンサルタント | 特定の課題に対して論理的な解決策を提案できる。 | 分析力、効率化のスキル、戦略的思考 |
研究者・学者 | 自分のペースで専門分野を深く探求できる。 | 探究心、専門知識の習得能力、集中力 |
作家 | アイデアを形にし、独自の視点を発信できる。 | 創造力、計画力、自己表現力 |
フリーランスプランナー | 自分でプロジェクトを設計し、クライアントと協力できる。 | プロジェクト管理能力、柔軟な発想力、論理的な交渉力 |
投資家 | 長期的な視点で資産運用の戦略を立てられる。 | リスク分析能力、計画性、先見性 |
エンジニア(フリーランス) | 専門スキルを活かして独立して働ける。 | 問題解決能力、技術的な深掘り力、自己管理能力 |
クリエイティブディレクター | プロジェクト全体の戦略やコンセプトを設計できる。 | ビジョン構築力、リーダーシップ、革新性 |
会社員以外で働ける職業ってこんなにあるのね!
INTJが自分の能力やスキルを存分に活かすため、上記のような働き方も視野に入れてみてください。
会社員に留まっていてはもったいかもしれない、INTJのポテンシャルを発揮できるかもしれませんよ。
INTJにはどのようなワークスタイルが向いている?
INTJに向いているワークスタイルは、独立性、論理的な思考、長期的視野を活かせる環境がよいでしょう。
仕事をするにあたって能力が高く、見えている実力以上に評価されるべき点も多いINTJ。
自分に合ったワークスタイルを見つけることで、さらに人生を豊かにすることができますよ。
以下の働き方を参考にしてみてくださいね!
ワークスタイル | 特徴 | INTJに向いている理由 |
---|---|---|
自由度が高いワークスタイル | リモートワークやフレックスタイム制など、働き方の選択肢が広い。 | 自分のペースで効率よく働けるため、生産性が向上する。 |
ゴール指向型の働き方 | 目標ベースで評価されるスタイル。プロセスよりも結果重視。 | 戦略的思考を活かし、目標達成に向けて集中できる。 |
自律的な働き方 | フリーランスやコンサルティングなど、自分の裁量で働ける。 | 責任を持ちながら、自分のペースで進められるためストレスが少ない。 |
知識や専門性を活かすスタイル | 研究職や技術職など、専門知識やスキルを活かした仕事。 | 深い知識を追求し、複雑な課題解決に集中できる。 |
長期的なビジョンを共有できる働き方 | スタートアップの創業メンバーや戦略立案など、長期的な計画が重視される環境。 | 将来を見据えた戦略を立てる力を最大限に発揮できる。 |
個人のパフォーマンスが評価される環境 | 成果が数値や目に見える形で評価される職場。 | 感情的な要素に左右されず、努力が正当に認められることでモチベーションが上がる。 |
INTJは自由度が高く、目標や成果が明確で、自分の裁量で戦略を立てられる働き方に適しています。
逆に、過剰な干渉やルールに縛られる環境では、力を発揮しにくいでしょう。
適切なワークスタイルを選ぶことで、INTJはその優れた計画力と問題解決力を最大限に活用し、より充実したキャリアを築くことができます。
さまざまな働き方を選べるこの時代、自分に合ったワークスタイルを知ることは、人生を変えるくらい大事なことですね
まとめ
INTJが会社員に向かないのかどうか、また働きやすくするためのコツについてまとめました。
INTJはその性格特性上、会社員に向かない場合があります。
会社員に向かないというより、一般的な職場環境や文化と相性が悪い性格タイプといえるでしょう。
そのため、INTJの傾向が強い人ほど独立したり、フリーランスで自由に働くほうが良いケースもあります。
もしINTJの人で「会社員に向かない」と思っている人がいたら、ぜひキャリアについて本記事の内容を参考にしてみてくださいね!