ESTPは、MBTI性格タイプの中で現実的で行動的なタイプとして知られています。
ESTPが「頭が良すぎる」と言われるのは、その迅速で的確な判断力と、素早い対応能力にあるでしょう。
しかし、ESTPの「頭の良さ」は学問的な意味での「頭の良さ」とは少し違うんです。
この記事では、ESTPがなぜ「頭が良すぎる」といわれるのか解説します。
そして「頭が良すぎる」ことで受けやすい誤解と、それを解くためのポイントもご紹介します!

ESTPは「起業家」と呼ばれる革命児だよ。
その知性を良い方向に活かそう!
\ 診断がまだの人は /
ESTPの知性は「非認知能力」の高さ

ESTPは、その直感的な判断力や迅速な行動力で知られています。
その裏には優れた知性があり、その知性は一般的な勉強における「頭の良さ」とは少し違います。
頭の良さには「認知能力」と「非認知能力」があります。
項目 | 認知能力 | 非認知能力 |
---|---|---|
説明 | 勉強やテストで必要な「知識や考える力」 | 社会で役立つ「性格や人との関わり方」 |
具体例 | 算数の計算、英語の文法、科学の知識 | 努力する力、仲間と協力する力、時間を守る力 |
どんな時に使う能力か | テストや試験、宿題を解くとき | 学校生活、部活、友達との付き合い |
「認知能力」は、いわゆるIQの高さ。
「非認知能力」は、いわゆる地頭の良さです。
このうち、ESTPが優れているのは「非認知能力」です。
問題が起きたときに即座に解決できたり、ものごとをスムーズに進めるために最適な行動ができたりします。
参考:日本生涯学習総合研究所

「勉強ができるタイプ」というより「シゴデキ」って感じだね!
さすが起業家と呼ばれるだけある!
そのためESTPはどんなときもテキパキ行動し、場面によって最適な選択を、しかも瞬時にすることができます。
それが、周囲から「頭が良すぎる」といわれる理由でしょう。
そんなESTPの知性について、詳しく掘り下げてみましょう!
実践的な知識と問題解決能力
ESTPは、実際的な問題解決や即応力において優れています。
複雑な理論を理解したり、熟考したりするよりも、目の前の問題にすぐ取り組みたいタイプでしょう。
たとえば、困難な状況に陥っても冷静に判断し、問題を素早く解決できます。

考えている暇があったら行動に移したい!
状況を瞬時に判断し、最適な行動を選ぶのが得意なESTP。
理論的な考察をあまり必要とせず、直感的に「これだ!」という決断を下すのが特徴です。

問題を解決するのに時間をかけたくないタイプで、常に現実的で即効性のある知識を持っているのです。

知識量と行動力が合わさった、最強のタイプなんだね!
柔軟な思考と即応力
ESTPは柔軟な思考を持っているため、どんな場面でも迅速に適応して最適な方法を選びます。
計画通りに物事が進まない場合でも何のその。
計画通りに行動するよりも、その場その場での柔軟な対応をするのが得意で、またそれを「楽しい」と思えるタイプなんです。
私生活や仕事でも、途中で状況が変わろうが、すぐに方法を変更できます。
そのため、予期しない事態に遭遇しても、動じることなく冷静に対応できるのです。

臨機応変に行動できるから、ピンチもそんなに怖くないよ♡

柔軟性と適応力の高さはENTJにはない部分だから、見習いたい!
高い観察力と分析力
ESTPは、周囲の状況を素早く把握することができます。
空気を読むだけでなく、その場で最も重要な情報を的確にキャッチ。
優れた観察力と分析力で、周囲からは「問題解決者」「頭が切れる人」として頼られることもあるでしょう。
特に人間関係において、相手の反応や状況を細かく観察して、最適な行動を取ります。

「この人はこうするだろうな」って予測するのも得意だから、それを見越した行動を無意識にとったりできるよ
高いコミュニケーション能力
ESTPは【E】外向型で、もともと社交的なタイプです。
それに加えて、地頭の良さやアクティブな性格を兼ね備えているので、コミュニケーション力においても最強レベル。
人との会話や交渉をするにも、相手が何を求めているかを素早く察知できます。
そして、その場に合った話題や提案ができるので、相手が気持ちよく会話できるのですね。

この機転の良さが「頭が良い」「頭が回る」と評価される理由のひとつでしょう。

頭が良い×社交的×行動力があるって、コミュニケーションの鬼だよね
「頭が良すぎる」ことで生まれる誤解とは

ESTPの知性が「頭が良すぎる」と感じられる理由は、実践的で効率的に行動するためです。
しかし、それが思わぬ誤解につながってしまうこともあるそうです。
頭が良すぎるために誤解されると、ESTP得意のコミュニケーション力を使って意図を説明して解決することもあります。
「そういうつもりはない」
「こう考えて行動した」
ESTPは人に説明する力にも長けているので、プロセスや理由を説明するのも得意でしょう。
それでは、具体的にどのような誤解を受けるのか見てみましょう。
ずる賢いと思われる
ESTPは、迅速な判断力と問題解決能力を持っているため、結果的に成果を上げることが多くあるでしょう。
そのため、周囲からは「なんでそんなにうまくやれるの?」と思われることも。
そして、ときには「ずる賢い」と誤解されることがあるようです。

ESTPはものごと効率的に、スムーズに進めることが得意な上に、それを余裕でこなしてしまいます。
そのため、周囲からはESTPが努力しているように見えないことがあり「ずる賢い」というイメージにつながってしまうのでしょう。

もともと頭が良いから、難しいこともサラッとこなしちゃうんだね
軽率だと思われる
ESTPは素早く行動に移せる性格です。
そのため、周囲からは「深く考えずに動いている」と判断されることがあります。
しかし実際はそうではなく、ESTPの頭の中で瞬時に計算していることが多いのです。
また、ESTPはリスクを取ってもその先の成功を見据えて行動に移すこともあります。
しかし、リスクを取ることは簡単ではありませんよね。
そのため、ときにその行動が「無謀」なように映り「短絡的」や「考えが浅い」と言われることもあるようです。

ISTJはリスクを取るのが苦手で、常に安定した方法や生き方を好みます。
だから、ESTPちゃんみたいな大胆な行動力は、本当にスゴいと思う!
適当だと思われる
ESTPは、効率的にものごとを進めることを好むため、余計な手順を省くことがあります。
このスタンスが、周囲から「いい加減にやっている」と見られることもあるでしょう。
たとえば、ESTPは長い会議や意味をなさない計画書、報告書などに疑問を持つタイプです。
もっと良い方法はないのかな?
このプロセス、無駄じゃない?
そう考えて、ときに自分流の方法で仕事をすることもあるでしょう。
そうすると、周囲から「本当にちゃんと考えたの?」「サボっているだけでは?」と思われることがあるかもしれません。

無駄な時間や労力を使うのが嫌だから、極力簡潔にしちゃう!

わかる!INTJも無駄が嫌いなタイプだよ。
極力シンプルな過程にしたいよね
感情がないと思われる
ESTPは合理性を重視し、問題を解決するために冷静な判断をします。
そのため、ときに感情を切り離しているように見えることがあるでしょう。
ESTPは社交的でコミュニケーション力は高いですが、感情的な議論は好みません。

感情に傾くのではなく、より現実味のある解決策を好むので、冷たく感じられることがあるようです。

本当に冷たいのではなく、あくまで感情に流されないタイプなだけなんだよね
計算高いと思われる
ESTPは、社交的で魅力的な話し方が得意ですが、これが「計算高い」と受け取られることがあります。
頭が良すぎると思われているので、仲良くなった人に対しても「計算して近づいたのかな?」と疑われることがあるでしょう。
特に恋愛面では、純粋に仲良くしたくてお近づきになった相手でも、周囲から「計算高い」と嫉妬されるかもしれません。
ESTPの頭の良さを活かす方法

ESTPの頭の良さは、特に実践的な場面で発揮されます。
ここからは、ESTPの魅力的な知性を最大限に活かす方法を5つ紹介します!

ESTPと診断されたけどいまいち長所を活かせていない…という人は、ぜひ参考にしてみてね
チームリーダーとして活躍する
ESTPは、チームリーダーに適した人材です。
チーム内で迅速に状況を把握し、効率的な行動を取れるからです。
リーダーとしてメンバーを引っ張ったり、グループ内で意見が分かれたときにも柔軟に対応できます。
Indeedのコラムで、チームリーダーに向いているスキルが紹介されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ESTPはチームにとって最適な選択肢を見つけ出す能力があるので、信頼される人物になれるでしょう。
行動力と決断力を活かして、チームを短期間で目標に導くことが期待できます。
問題解決のスペシャリストになる
ESTPの頭の良さは、問題を即座に分析して解決策を見つけ出す能力にあります。
特に困難な課題や緊急事態に直面したとき、ESTPは他のタイプよりも素早く解決策を見つけることができます。
持ち前の即応力と論理的なアプローチを活かして、唯一無二の問題解決者となれるでしょう。
HR Proのコラムでも、ESTPの性格的特徴が問題解決能力の高い人と合致していることが分かります。
起業家精神を持つ
ESTPは別名「起業家」です。
新しい挑戦を好み、計画を立てずに直感的に行動することが多いでしょう。
そのため、起業家としての魅力を発揮することができます。
ビジネスチャンスを迅速に見極め、新しい業務やプロジェクトに積極的に取り組むことで、成果を上げやすいでしょう。
リスクを恐れずに行動する姿勢は会社やチームでひときわ目立つ存在になれるだけでなく、ビジネスの世界で大きな強みとなります。
営業や交渉で活躍する
ESTPの強みは、人とのコミュニケーションを活かした説得力のある行動にあります。
営業職や交渉の場では、相手の反応を敏感に察知し、最適なタイミングで的確な言葉を使って成果を上げることができるでしょう。

ESTPはものごとを簡潔に伝える能力に長けており、話していて相手が理解しやすく、また心を開きやすい話し方ができるのです。
そのため、クライアントとの良好な関係を築くのが得意でしょう。
コミュニケーション力はもちろん、相手に伝えるスキルや観察眼など、営業職に必要なスキルがESTPに備わっていることが分かりますね。
参考:ANA
イベントの企画をする
ESTPは、現場での即応力や状況判断が得意です。
そのため、イベントの計画や進行管理にも向いています。
複数のタスクを並行して進める能力が高く、全体を把握しながら調整したり、急な変更にも柔軟に対応したりします。
その対応力が、イベントの成功に繋がるでしょう。

イベントの企画って、単に社交的なだけでは難しいよね。
ESTPの頭の良さと柔軟性があれば、企画側も頼もしいね!
参考:ベスト進学ネット
まとめ
ESTPの知性は、その迅速な判断力、柔軟な思考、そして実践的な問題解決能力に基づいています。
ESTPが「頭が良すぎる」と評価される理由は、いわゆるIQの高さとは少し違います。
目の前の状況に対して即座に最適な行動を選び、結果を出せる「非認知能力」なのです。
頭が良すぎるのは、ESTP最大の魅力といっても過言ではありません。
誤解を受けることもありますが、ESTPの強みに自信をもって行動しましょう!
\ 診断がまだの人は /
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